2024年の還暦人(かんれきびと)に関する調査

PGF生命、「2024年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」を実施

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社、代表取締役社長 兼 CEO得丸 博充)は、2024年3月18日(月)~3月21日(木)の4日間、今年還暦を迎える1964年生まれの男女、「還暦人(かんれきびと)」を対象に「2024年の還暦人に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、有効サンプル2,000名の集計結果を公開しました。 (調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

今年還暦を迎える1964年生まれの男女は、163万人にのぼります。今年の還暦人に、還暦を迎えることへの意識やこれまでの思い出、ライフスタイル、そして今後の人生への期待や不安を聞いたところ、多様な人生観が垣間見える結果となりました。

PGF生命は、還暦を迎える方々が安心して末永くいきいきとした生活をおくれるよう、生命保険ビジネスを通じて応援しています。

※出典:総務省統計局「出生年別辰(たつ)年生まれの人口」より
参考:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1391.html

トピックス1:今年の還暦人の貯蓄額は平均2,782万円、半数が「500万円未満」

今年の還暦人の貯蓄額平均2,782万円。昨年から比べると672万円の大幅減少と、止まらない物価上昇“貯蓄から投資へ”の流れなどが影響しているのかもしれません。

また、半数が「500万円未満」となり、貯蓄金額の格差が明らかになりました。

トピックス2:還暦以降の就労意向 「60歳以降も働きたい」働く還暦人の8割半 60歳を過ぎても働きたいと思う理由 1位「働かないと生活費が不足するから」

59歳時点で就労をしている・していた人(1,553名)に、還暦以降の就労意向を聞いたところ、60歳以降も働きたい人の割合は85.8%、70歳以降も働きたい人の割合は42.7%でした。

60歳を過ぎても働きたいと思う理由をみると、1位「働かないと生活費が不足するから」、2位「健康を維持したいから」、3位「その歳までは元気に働けると思うから」となりました。

トピックス3:還暦に見えない! 容姿が若いと思う同年代の有名人は? 男性有名人1位「阿部 寛さん」、女性有名人1位「山口 智子さん」

還暦に見えないくらい容姿が若いと思う1964年生まれの有名人を聞いたところ、男性有名人では1位は「阿部 寛さん」、女性有名人では1位は「山口 智子さん」でした。俳優として長きにわたり活躍しているお二人が今年の還暦人の憧れになっていることがわかりました。

トピックスには収まりきらなかった調査内容項目をハイライトで公開!調査の結果詳細の図解解説もしています。スクロールして今年の還暦人の意識をチェックしてみてください。

PDF版

調査結果ハイライト

第1章:還暦人の意識

第2章:還暦人のくらし・マネー

第3章:還暦人の不安・備え

第4章:還暦人の「これまで」と「これから」

アンケート調査結果

第1章:還暦人の意識

「還暦の実感がわかない」8割半、調査開始以来最も高い結果に

今年還暦を迎える1964年生まれの人(以下、還暦人「かんれきびと」)2,000名(全回答者)に、還暦の実感について質問しました。

まず、全回答者(2,000名)に、還暦を迎えるという実感がわかないかを聞いたところ、「そう思う」は83.7%、「そう思わない」は16.4%でした。
過去の調査結果と比較すると、還暦を迎えるという実感がわかない人の割合は、2018年の第1回調査以降緩やかな上昇傾向がみられ、今回調査では83.7%と8割を超え調査開始以来最も高くなりました。

心と体の実感年齢 精神年齢は平均45歳、肉体年齢は平均54歳

「最近、記憶力の衰えを感じる」男性の6割強、女性では7割

次に、自身の年齢を何歳に相当すると感じているか、精神年齢と肉体年齢についてそれぞれ聞いたところ、精神年齢(精神的な若々しさ)の実感と肉体年齢(身体的な若々しさ)の実感のいずれも「50~54歳相当」(精神年齢28.1%、肉体年齢29.9%)に最も多くの回答が集まり、平均年齢は精神年齢44.7歳、肉体年齢54.1歳でした。
過去の調査結果と比較すると、平均精神年齢・平均肉体年齢ともに調査開始以来最も若くなりました。

また、最近、記憶力の衰えを感じるかを聞いたところ、「感じる」は66.1%、「感じない」は34.0%となりました。
男女別にみると、記憶力の衰えを感じると回答した人の割合は、女性では69.4%と、男性(62.7%)と比べて6.7ポイント高くなりました。

“嬉しい”と感じる還暦祝い 催しの1位「一緒に旅行」、プレゼントの1位「現金」

還暦のお祝いについて質問しました。

嬉しいと感じる還暦祝いを聞いたところ、イベントごとや行為では1位「一緒に旅行に行く」(36.6%)、2位「食事会を開く」(28.1%)、3位「プレゼントをもらう」(27.2%)、プレゼントでは1位「現金」(28.4%)、2位「旅行券」(21.8%)、3位「おしゃれな洋服・小物(バッグ・腕時計など)」(16.9%)でした。

反対に、嫌だ・遠慮したいと感じる還暦祝いを聞いたところ、イベントごとや行為では「赤いちゃんちゃんこを着る」(64.3%)がダントツとなり、2位「マッサージしてもらう」(13.5%)、3位「一緒にお酒を飲む」(11.8%)が続きました。プレゼントでは1位「記念品(似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなど)」(24.9%)、2位「夫婦ペアグッズ(ペア財布・ペア腕時計など)」(24.3%)、3位「花束」(14.2%)となりました。
男女別にみると、女性では「赤いちゃんちゃんこを着る」が69.9%、「記念品(似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなど)」が30.1%、「夫婦ペアグッズ(ペア財布・ペア腕時計など)」が30.1%と、男性(順に58.6%、19.6%、18.5%)と比べて10ポイント以上高くなりました。

今の若い世代の人たちを見ていて“うらやましいな”と思うこと
1位「スマホ・携帯電話がある」2位「自由がある」3位「若い」

続いて、若者に対する意識について質問しました。

今の若い世代の人たちを見ていて“うらやましいな”と思うことを聞いたところ、1位「スマホ・携帯電話がある」、2位「自由がある」、3位「若い」、4位「インターネットが普及している」、5位「体力がある」となりました。自身が若い頃と比べて通信機器やインターネットなど便利なものが普及していることや、自由な生き方が認められていること、若さ・体力が備わっていることに対し、うらやましいと感じる人が多いようです。
男女別にみると、男性・女性ともにTOP3は「スマホ・携帯電話がある」「自由がある」「若い」となり、男性では「体力がある」が4位、「情報が豊富・情報を入手しやすい」が5位、女性では「インターネットが普及している」が4位、「肌がきれい」が5位でした。

還暦に見えないくらい容姿が若いと思う同年代の有名人
男性有名人1位「阿部 寛さん」、女性有名人1位「山口 智子さん」

影響を受けた同年代の有名人 1位「薬師丸 ひろ子さん」

一緒に還暦パーティーをやったら楽しそう! 同年代の有名人1位は「出川 哲朗さん」
近畿エリアではお笑いタレントの「ハイヒール・モモコさん」が2位

今年の還暦人と同年代の1964年生まれの有名人について聞きました。

還暦に見えないくらい容姿が若いと思う同年代の有名人を聞いたところ、俳優として活躍している「山口 智子さん」が1位となりました。昨年の調査(※)では「唐沢 寿明さん」が1位となっており、2023年度・2024年度あわせて夫婦で二冠という結果でした。以降、2位「阿部 寛さん」、3位「薬師丸 ひろ子さん」が続きました。
男女別にランキングをみると、男性有名人では1位「阿部 寛さん」、2位「高橋 克典さん」、3位「稲葉 浩志さん」、女性有名人では1位「山口 智子さん」、2位「薬師丸 ひろ子さん」、3位「真矢 ミキさん」でした。

※2023年の還暦人(かんれきびと)に関する調査
https://www.pgf-life.co.jp/company/research/2023/001.html

次に、自身が影響を受けたと思う同年代の有名人を聞いたところ、1位「薬師丸 ひろ子さん」、2位「山口 智子さん」、3位「近藤 真彦さん」、4位「阿部 寛さん」、5位「高島 礼子さん」となりました。
男女別にランキングをみると、男性有名人では1位「近藤 真彦さん」、2位「阿部 寛さん」、3位「稲葉 浩志さん」、女性有名人では1位「薬師丸 ひろ子さん」、2位「山口 智子さん」、3位「高島 礼子さん」でした。

また、一緒に還暦パーティーをやったら楽しそうだと思う同年代の有名人を聞いたところ、インパクトのあるリアクション芸でおなじみの「出川 哲朗さん」が1位となり、2位「内村 光良さん」、3位「YOUさん」が続きました。
居住エリア別にランキングをみると、近畿エリアではお笑いタレントの「ハイヒール・モモコさん」が2位に挙がりました。

第2章:還暦人のくらし・マネー

「70歳以降も働き続けたい」働く還暦人の4割超、調査開始以来最も高い結果に

60歳を過ぎても働きたいと思う理由は? 1位「働かないと生活費が不足するから」

59歳時点で就労をしている・していた人(1,553名)に、還暦以降の就労意向について質問しました。

60歳以降、何歳まで働きたいかについてみると、65歳以降も働きたいと思う人(65歳以降の年齢を回答した人)の割合は80.8%、70歳以降も働きたいと思う人(70歳以降の年齢を回答した人)の割合は42.7%でした。

過去の調査結果と比較すると、70歳以降も働きたいと思う人の割合は、2022年36.5%→2023年39.0%→2024年42.7%と上昇傾向が続き、2024年は調査開始以来最も高くなりました。本格的な人生100年時代を迎え、老後に必要となるお金が増加し、長生きの経済的リスクが高まった結果、生活に困窮しないように働き続けたいと考える人が増えているのではないでしょうか。

また、59歳時点で就労をしている・していた人で、60歳を過ぎても働きたいと思う人(1,332名)に、60歳を過ぎても働きたいと思う理由を聞きました。理由をみると、「働かないと生活費が不足するから」(56.1%)が最も高くなり、「健康を維持したいから」(47.5%)、「その歳までは元気に働けると思うから」(43.6%)、「人と関わりを持ちたいから」(35.7%)、「趣味やレジャーのためのお金が必要だから」(34.8%)が続きました。

貯蓄額は平均2,782万円、半数が「500万円未満」

全回答者(2,000名)に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、「100万円未満」(28.9%)に最も多くの回答が集まったほか、「100~300万円未満」(14.7%)や「500~1,000万円未満」(13.1%)、「1,000~1,500万円未満」(9.6%)、「1億円以上」(7.0%)などに回答が分散し、平均は2,782万円、中央値は400万円でした。また、「500万円未満」の割合は50.5%、「2,000万円以上」の割合は24.4%となりました。
昨年の調査結果と比較すると、「500万円未満」の割合は8.1ポイントの上昇(2023年42.4%→2024年50.5%)、「2,000万円以上」の割合は8.6ポイントの下降(2023年33.0%→2024年24.4%)となりました。

貯蓄金額の平均は、昨年までみられた着実な増加傾向から一転、2024年は2,782万円と2018年と同じ水準まで減少しました。止まらない物価上昇や“貯蓄から投資へ”の流れなどが影響しているのかもしれません。

「特殊詐欺に遭いそうになったことがある」約1割

近年、オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺といった特殊詐欺が多様化し、特に高齢者での被害が目立っています。悪質な詐欺被害に遭いそうになった経験がある人はどのくらいいるのでしょうか。
特殊詐欺(オレオレ詐欺、架空料金請求詐欺など)に遭いそうになったことがあるかを聞いたところ、「ある」は7.8%、「ない」は92.3%となりました。
居住エリア別にみると、遭いそうになったことがある人の割合は、北海道・東北(9.8%)が最も高くなり、九州・沖縄(9.3%)、中国・四国(9.2%)が続きました。

「SNSを使っている」5割強 男性は中国・四国エリア、女性は九州・沖縄エリアが利用率1位

SNSの使用状況について質問しました。

SNS(Facebook,X-旧Twitter-,Instagramなど)を使っているかを聞いたところ、「使っている」は51.2%、「使っていない」は48.9%となりました。SNSに普段の出来事やお気に入りの写真をアップしたり、SNS上でコミュニケーションを行ったりしている人が多いのではないでしょうか。
男女・居住エリア別にみると、SNSを使っている人の割合は、男性では中国・四国(58.1%)、女性では九州・沖縄(59.5%)が最も高くなりました。

「趣味のためにお金を使っている」7割
使っている金額は平均19,529円/月、昨年調査から1,092円減少

趣味のための支出について質問しました。

まず、趣味のためにお金を使っているか聞いたところ、「使っている」は70.8%、「使っていない」は29.2%となりました。
男女別にみると、趣味のためにお金を使っている人の割合は、男性では75.0%と、女性(66.7%)と比べて8.3ポイント高くなりました。

趣味のためにお金を使っている人(1,417名)に、趣味のために使っているお金はひと月あたりどのくらいかを聞いたところ、「10,000円~20,000円未満」(31.0%)に最も多くの回答が集まったほか、「5,000円~10,000円未満」(20.7%)や「20,000円~30,000円未満」(14.3%)、「30,000円~50,000円未満」(12.1%)にも回答が集まり、平均は19,529円でした。
昨年の調査結果と比較すると、平均は2023年20,621円→2024年19,529円と1,092円の減少となりました。

最もお金をかけている“推し活”の費用 「観劇」平均23万円/年、
「スポーツチーム・選手を応援」平均21万円/年、「コンサート・ライブ」平均6万円/年

女性の“推し活”実施率は男性の2.7倍、推し活を行う女性の約6割が「推し活が生きがい」と回答

自分にとってイチオシのアイドルや有名人、キャラクターなどを応援する活動である“推し活”について質問しました。

まず、全回答者(2,000名)に、推し活として行っていることがあるかを聞いたところ、「ある」は15.3%、「ない」は84.8%となりました。
男女別にみると、推し活として行っていることがある人の割合は、女性では22.3%と、男性(8.2%)の2.7倍となりました。

推し活として行っていることがある人(305名)に、最もお金をかけている推し活と、その推し活に一年間にかけている金額を聞いたところ、かけている金額の平均は、「観劇をする」が226,333円、「スポーツチーム・選手を応援する」が208,200円、「グッズを買う」が68,800円、「コンサート・ライブに行く」が62,383円、「CD・DVDを購入する」が17,210円となりました。

また、推し活が生きがいになっているかを聞いたところ、「なっている」は54.1%、「なっていない」は45.9%となりました。
男女別にみると、推し活が生きがいとなっている人の割合は、女性では57.8%と、男性(43.9%)と比べて13.9ポイント高くなりました。

第3章:還暦人の不安・備え

還暦以降の人生で不安に思うこと TOP2は2年連続で「身体能力の低下」「収入の減少」

これからの人生に対する不安や備えについて質問しました。

全回答者(2,000名)に、還暦以降(60歳以降)の人生で不安に思うことを聞いたところ、1位「身体能力の低下(体の病気や寝たきりなど)」(50.9%)、2位「収入の減少(60歳以降の雇用形態の変更など)」(37.6%)、3位「自分の介護」(37.3%)、4位「老後貧困・老後破産(老後の資金不安)」(34.9%)、5位「判断能力の低下(認知症等脳の病気や車の運転など)」(34.8%)でした。
昨年の調査結果と比較すると、TOP2は2年連続で「身体能力の低下(体の病気や寝たきりなど)」(2023年52.2%、2024年50.9%)と「収入の減少(60歳以降の雇用形態の変更など)」(2023年40.3%、2024年37.6%)となり、「自分の介護」(2023年38.1%、2024年37.3%)は昨年の4位から順位を上げて今年は3位、「老後貧困・老後破産(老後の資金不安)」(2023年32.5%、2024年34.9%)は昨年の6位から順位を上げて今年は4位となりました。

人生100年時代への備えとして行っていること 1位「健康診断の受診」2位「貯蓄」
男性では「資産運用(新NISA)」が4位

万が一への備えとして今後行いたいこと 1位「体力づくり」2位「貯蓄」3位「認知症予防」

人生100年時代への備えや万が一への備えについて質問しました。

人生100年時代への備えとして現在行っていることを聞いたところ、「健康診断の受診」(34.0%)が最も高くなりました。定期的に健康診断を受けて、自身の体の状態について把握するように心がけている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「貯蓄」(31.7%)、「体力づくり」(31.5%)、「食生活の見直し」(20.8%)、「家計の見直し」(17.7%)でした。
男女別にみると、男性では「資産運用(新NISA)」と「資産運用(新NISA以外)」(いずれも19.5%)が4位に挙がりました。

また、万が一への備えとして今後行いたいことを聞いたところ、「体力づくり」(28.2%)が最も高くなり、「貯蓄」(26.0%)、「認知症予防」(21.5%)、「エンディングノートの作成」(19.6%)、「健康診断の受診」(17.3%)が続きました。
男女別にみると、女性では「貯蓄」が31.1%、「認知症予防」が26.6%、「エンディングノートの作成」が26.5%と、男性(順に20.9%、16.3%、12.7%)と比べて10ポイント以上高くなりました。

「相続税・贈与税の改正で今年1月1日から制度変更があったこと」の認知率は約3割

令和5年度税制改正により、相続税法および租税特別措置法の一部が改正されました。相続時精算課税に係る基礎控除の創設などの制度が令和6年1月1日からスタートしています。

相続税・贈与税の改正で今年1月1日から制度変更があったことを知っているかを聞いたところ、「知っている」は32.2%、「知らない」は67.8%となりました。
居住エリア別にみると、制度変更があったことを知っている人の割合は、近畿(34.9%)が最も高くなり、中部(33.9%)、関東(31.5%)が続きました。

第4章:還暦人の「これまで」と「これから」

「これまでの人生に満足している」5割超 人生満足度は配偶者や子どもがいる人で高くなる傾向

これまでの60年の振り返りについて質問しました。

全回答者(2,000名)に、これまでの人生に満足しているかを聞いたところ、「満足している」は51.2%、「満足していない」は48.8%となりました。今まで送ってきた60年を振り返ってみて、充実した人生だったと感じている人のほうが多いようです。
男女別にみると、満足している人の割合は、女性では55.7%と、男性(46.8%)と比べて8.9ポイント高くなりました。
男女・居住エリア別にみると、満足している人の割合は、男性・女性ともに近畿(男性51.0%、女性64.2%)が最も高くなり、男性では中国・四国(48.4%)、中部(46.6%)、女性では北海道・東北(55.6%)、中部(53.9%)が続きました。

また、配偶者や子どもの有無別にみると、満足している人の割合は、配偶者がいる人では57.4%、子どもがいる人では56.4%と、配偶者がいない人(38.9%)や子どもがいない人(39.8%)と比べてそれぞれ15ポイント以上高くなりました。

一番輝いていたのは何歳ごろ? バブル期と重なる「20~24歳」が2割半で最多

一番大変だったのは何歳ごろ? リーマン・ショック前後の「40~44歳」が2割で最多

次に、黄金期や苦労をした時期について質問しました。

自身が一番輝いていたのは何歳ごろだと思うかを聞いたところ、「20~24歳」(24.1%)に最も多くの回答が集まりました。バブルを迎える時期や、バブル期真っ只中の時期が自身の黄金期だったと感じている人が多いようです。

また、自身が一番大変だったのは何歳ごろだと思うかを聞いたところ、「40~44歳」(19.7%)に最も多くの回答が集まりました。アメリカのサブプライムローン問題や、それが引き金となって発生したリーマン・ショックなどの金融危機の影響を受けた人がいるのではないでしょうか。

「これまでにボーナスをもらったことがある」7割半、これまでにもらったボーナスの最高額は?

続いて、仕事をしていたときのボーナスの受け取りについて質問しました。

これまでにボーナスをもらったことがあるかを聞いたところ、「もらったことがある」は75.7%、「もらったことがない」は24.3%となりました。
男女別にみると、もらったことがある人の割合は、男性では85.7%と、女性(65.8%)と比べて19.9ポイント高くなりました。

これまでにボーナスをもらったことがある人(1,515名)に、これまでにもらった1回のボーナスの最高額を聞いたところ、「30万円~50万円未満」(17.4%)や「50万円~80万円未満」(20.9%)、「100万円~150万円未満」(19.0%)に回答が分散し、平均は105.3万円でした。また、「300万円以上」は5.0%と、高額のボーナスを受け取ったことがある人もいました。

同窓会での経験“あるある” 3位「地味だった同級生がイケメン・美人に」、TOP2は?

同窓会の一つに、60歳を迎える年に行われる“還暦同窓会”があります。人生の節目の一つである還暦を迎えるにあたり、同窓会をしたいと思う人や、実際に同窓会に参加したことがあるという人は多いのではないでしょうか。同窓会について質問しました。

全回答者(2,000名)に、これまでに同窓会で経験したことを聞いたところ、1位は「誰かわからなかった人がいる」(31.5%)でした。久しぶりに会った友人やクラスメイトを見て、すぐに判別がつかず戸惑った経験がある人は多いようです。次いで、2位「昔と変わってないねと言われる」(19.0%)、3位「地味だった同級生がイケメン・美人になっていて驚く」(9.6%)、4位「当時親しくなかった人と同窓会で仲良くなる」(9.2%)、5位「当時好きだった人の変わりようにがっかりする」(8.8%)となりました。
男女別にみると、男性では3位「地味だった同級生がイケメン・美人になっていて驚く」(8.5%)、4位「当時親しくなかった人と同窓会で仲良くなる」(8.2%)、5位「当時好きだった人の変わりようにがっかりする」(7.9%)、女性では3位「先生より老けている同級生がいる」(11.1%)、4位「地味だった同級生がイケメン・美人になっていて驚く」(10.7%)、5位「当時親しくなかった人と同窓会で仲良くなる」(10.2%)でした。

今までの60年を表わす漢字1字 1位「楽」2位「苦」3位「幸」

60年間を総括して漢字1字で表すとしたら、どの漢字を挙げる人が多いのでしょうか。

自身の“今までの60年”を表す漢字(1字)を聞いたところ、1位「楽」、2位「苦」、3位「幸」、4位「忍」、5位「耐」となりました。
男女別にみると、男性・女性とも1位は「楽」、2位は「苦」となり、男性では「忍」が3位、女性では「幸」が3位でした。
選んだ理由をみると、1位の「楽」では「楽しみながら生きてこられたから」「何事も楽しむようにしてきたから」「楽しむことを第一にしてきたから」「楽しい思い出がたくさんあるから」、2位の「苦」では「苦しいことが多かったから」「波瀾万丈で苦労が絶えなかったから」「苦労の多い人生だったと思うから」「いつも何かに苦しんでいたから」、男性3位の「忍」では「我慢することが多かったから」「何かと忍んできたから」、女性3位の「幸」では「子どもに恵まれ幸せな日々だったから」「苦労もあったが今は幸せを感じるから」といった回答がありました。

若い頃にドハマりしたゲーム 1位「ドラゴンクエスト」

若い頃に熱中したゲームについて質問しました。

若い頃にドハマりした(夢中になった)ゲーム(テレビゲームなど)のタイトルを聞いたところ、1位「ドラゴンクエストシリーズ」、2位「スペースインベーダー」、3位「スーパーマリオシリーズ」、4位「テトリス」、5位「ファイナルファンタジーシリーズ」と、ロールプレイングゲームの往年のヒット作であり、故・鳥山 明さんがキャラクターデザインを担当した“ドラクエ”や、世界的なブームとなったシューティングゲームの“インベーダー”、日本を代表するアクションゲームである“スーパーマリオ”がTOP3に挙がりました。
男女別にみると、男性では「ドラゴンクエストシリーズ」、女性では「スーパーマリオシリーズ」が1位でした。

過去に開催された万博の思い出エピソード
1位の大阪万博では「父と太陽の塔を見た」「月の石を見て感動した」「迷子になった」など

これまでに開催された万博について質問しました。

過去に開催された万博の思い出エピソードを聞いたところ、挙げられた万博では1970年に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」がダントツとなり、2位「日本国際博覧会(愛・地球博)」(2005年開催)、3位「国際科学技術博覧会(つくば万博)」(1985年開催)が続きました。
挙げられた思い出エピソードをみると、1位の日本万国博覧会(大阪万博)では「父と太陽の塔を見た」「岡本太郎の太陽の塔を見て衝撃を受けた」「月の石を見るために長蛇の列に並んだ」「月の石を見て感動した」「何度も行ったがすべて迷子になった」「大混雑でただ疲れた」「慣れない外国人や人の多さに驚いた」「迷子になって迷子シールをもらった」「迷子になってパビリオンを一つしか回れなかった」など、目玉となっていた“太陽の塔”や“月の石”に関する回答、人の多さや会場の広さで迷子になったという回答、外国人が珍しかったという回答が多くありました。2位の日本国際博覧会(愛・地球博)では「冷凍マンモスを肉眼で見た」「妻と娘の3人で出かけた」「モリゾーとキッコロがかわいかった」「ワクワクしながらパビリオンをいろいろ回った」「事前チケットを買っていたが、入るまで暑い中ずっと並んだ」、3位の国際科学技術博覧会(つくば万博)では「将来の自分へ手紙を書いた」「会場でプロポーズされた」「立ち乗りジェットコースターに乗った」「ダグラス・トランブルの映像を見た」といった回答がありました。

今では“ありえない”“不適切だ”と思う、昭和・平成時代ならではのエピソード
学校生活に関するエピソード:「廊下に立たされる」「スポーツ時の水飲み禁止」、
恋愛に関するエピソード:「アッシーとメッシーがいた」「固定電話で連絡を取り合っていた」、
仕事に関するエピソード:「デスクで喫煙」「簡単に就職が決まった」「就職先に親の挨拶が必要」
お金・バブル景気に関するエピソード:「毎日タクシーで帰宅していた」「ディスコブームだった」
「会社の経費が使い放題」「預金の金利が高かった」など

自身が経験した(自分が行ったり、他の人が行っているのを見たりした)、“今ではありえない”“今では不適切だ”と思う、昭和・平成時代ならではのエピソードについて聞きました。
≪学校生活に関するエピソード≫では「廊下に立たされる」「クラスの住所録が配られていた」「スポーツ時の水飲み禁止」「先生からよく叩かれた」「炎天下でもクラブ活動があった」「給食は完食しないといけなかった」「宿題を忘れると床に正座させられた」、≪恋愛に関するエピソード≫では「アッシーとメッシーがいた」「駅の伝言板でやり取りしていた」「携帯電話などなく、家の電話を使うしかないため、家族に聞かれないように小声で話していた」「スマホなどがないため待ち合わせでなかなか会えなかった」「家の固定電話で連絡を取り合っていた」「好きな人と交換日記をしていた」「連絡手段がなく、すれ違いで終わることが多かった」「電話をかけると家族が出て、取り次いでもらえなかった」といった回答がありました。
また、≪アルバイト・就職・仕事に関するエピソード≫では「オフィスのデスクで喫煙していた」「お茶汲みと掃除は女性の仕事という風潮が強かった」「会社でタクシー乗り放題だった」「簡単に就職が決まった」「アルバイトの時給が安かった(400円、500円など)」「就職先に親の挨拶が必要だった」「初任給が8万円だった」、≪お金・バブル景気に関するエピソード≫では「毎日タクシーで帰宅していた」「“土地は値下がりしない”が常識化していた」「1万円札を見せてタクシーを止めていた」「ゴルフ会員権を買う人が続出した」「ブランド品を買いあさっていた」「ディスコブームだった」「会社の経費が使い放題だった」「使い切れないほどの収入があった」「預金の金利が高かった」といった回答がありました。

これから叶えたい夢や目標 1位「旅行をする」2位「健康に過ごす・健康になる」

最後に、これからやりたいこと(叶えたい夢や目標)を聞いたところ、「旅行をする(日本一周・世界一周除く)」がダントツとなりました。家族やパートナー、友人などと一緒に旅行を満喫することや、新たな体験をするための旅行をすることを、セカンドライフで実践したいと考えている人が多いのではないでしょうか。以降、2位「健康に過ごす・健康になる」、3位「働く・現役でいる」4位「お金持ちになる・資産形成をする」、5位「趣味を楽しむ」が続きました。
男女別にみると、男性・女性とも1位は「旅行をする(日本一周・世界一周除く)」、2位は「健康に過ごす・健康になる」となり、男性では「日本一周・世界一周をする」が3位、「お金持ちになる・資産形成をする」が4位、「趣味を楽しむ」が5位、女性では「働く・現役でいる」が3位、「語学を習得する」「趣味を楽しむ」「孫と交流する・孫の顔を見る」が同数で4位でした。

  1. 本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入しているため、合計しても100%とならない場合がございます。
    また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。
調査タイトル
2024年の還暦人(かんれきびと)に関する調査
調査対象
ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
1964年生まれの男女
調査期間
2024年3月18日~3月21日
調査方法
インターネット調査
調査地域
全国
有効回答数
2,000サンプル ※有効回答から抽出
(有効回答から性別区分が均等になるように抽出)
(内訳)男性1,000名、女性1,000名
調査協力会社
ネットエイジア株式会社

会社概要

会社名
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社
代表者名
代表取締役社長 兼 CEO 得丸 博充
創業
2010年4月1日
本社所在地
東京都千代田区永田町2-13-10
業務内容
生命保険業
(営業種目:個人保険、個人年金保険、団体保険、団体年金保険)

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