2021年の還暦人(かんれきびと)に関する調査



還暦人の貯蓄額は平均3,026万円、還暦人の4人に1人が100万円未満
還暦人が考える“なりたい自分像” 1位「のんびりと自由に過ごす“悠々自適シニア”」
人生100年時代 還暦人の1割強が「100歳を超えても生きたい」と回答

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社、代表取締役社長 兼 CEO阪本 浩明)は、2021年4月26日(月)~4月28日(水)の3日間、今年還暦を迎える1961年生まれの男女を対象に「2021年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、2,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。 (調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

今年還暦を迎える1961年生まれの男女は、149万人※にのぼります。今年の還暦人に、還暦を迎えることへの意識やこれまでの思い出、ライフスタイル、そして今後の人生への期待や不安を聞いたところ、多様な人生観が垣間見える結果となりました。PGF生命は、還暦を迎える方々が安心して末永くいきいきとした生活をおくれるよう、生命保険ビジネスを通じて応援しています。

※出典:総務省統計局「出生年別丑(うし)年生まれの人口」より 参考:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1271.html

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<調査結果ハイライト>

【第1章:還暦人の価値観】

【第2章:還暦人の仕事・マネー・生活】

【第3章:還暦人の人生振り返り】

【第4章:還暦人の展望と不安】

アンケート調査結果

第1章:還暦人の価値観

今年還暦を迎える1961年生まれの人(以下、還暦人「かんれきびと」)2,000名(全回答者)に、還暦の実感について質問しました。

まず、全回答者(2,000名)に、還暦を迎えるという実感がわかないかを聞いたところ、「非常にあてはまる」は43.1%、「ややあてはまる」は31.5%で、合計した「あてはまる」は74.6%、「全くあてはまらない」は8.5%、「あまりあてはまらない」は17.0%で、合計した「あてはまらない」は25.5%となりました。還暦人の多くは、自身が還暦を迎えるという実感をまだ持っていないようです。

また、自分の心や体の年齢が何歳くらいに相当すると感じているかを聞いたところ、自身の精神年齢(精神的な若々しさ)の実感では、「50~54歳相当」(27.8%)に最も多くの回答が集まったほか、「40~44歳相当」(17.3%)にも回答が集まり、平均年齢は47.2歳でした。
他方、肉体年齢(身体的な若々しさ)の実感をみると、「50~54歳相当」(25.0%)や「55~59歳相当」(27.2%)に多くの回答が集まり、平均年齢は55.8歳でした。
回答時の実年齢の平均である59.3歳と比較すると、精神年齢は12.1歳、肉体年齢は3.5歳若い結果となっており、心の若々しさに自信を持っている還暦人が多いとわかりました。

  • 還暦人の8割強が「最近、体力の衰えを感じる」、7割強が「最近、記憶力の衰えを感じる」
  • コロナ禍で会いたくても会えない? 「最近、人付き合いが減った」7割半が実感

次に、全回答者(2,000名)に、最近の自分自身の体力や記憶力に対する実感について聞きました。

最近、体力の衰えを感じるかを聞いたところ、「あてはまる」は83.4%、「あてはまらない」は16.7%となりました。普段の生活で体力の低下を感じる場面が増えているという人が多いようです。
また、最近、記憶力の衰えを感じるかを聞いたところ、「あてはまる」は73.4%、「あてはまらない」は26.7%となりました。日常生活において、大事なことを忘れるようになったと感じている人や、物覚えが悪くなったと感じている人が多いようです。

さらに、最近、人付き合いが減ったかを聞いたところ、「あてはまる」は73.9%、「あてはまらない」は26.2%となりました。コロナ禍で対面コミュニケーションの機会が減り、退屈さや寂しさを感じている人が多いのかもしれません。

  • 贈られて嬉しい還暦祝い 催し1位「一緒に旅行」、プレゼント1位「旅行券」 NGな還暦祝いは?

続いて、還暦祝いについて質問しました。

全回答者(2,000名)に、嬉しいと感じる還暦祝いを聞いたところ、嬉しいと感じるイベントごとや行為では1位「一緒に旅行に行く」(33.1%)、2位「食事会を開く」(25.3%)、3位「プレゼントをもらう」(24.8%)となりました。
嬉しいと感じるプレゼントでは1位「旅行券」(18.5%)、2位「おしゃれな洋服・小物(バッグ・腕時計など)」(13.1%)、3位「花束」(11.3%)となりました。旅行に関する還暦祝いが喜ばれる傾向にあるようです。

反対に、嫌だ・遠慮したいと感じる還暦祝いを聞いたところ、イベントごとや行為では「赤いちゃんちゃんこを着る」(65.9%)がダントツでした。以降、「マッサージしてもらう」(14.3%)、「一緒にお酒を飲む」(12.0%)が続きました。
嫌だ・遠慮したいと感じるプレゼントでは1位「夫婦ペアグッズ(ペア財布・ペア腕時計など)」(23.3%)、2位「記念品(似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなど)」(23.0%)、3位「花束」(14.5%)となりました。

  • 還暦に見えない!容姿が若いと思う同年代の有名人 1位「賀来 千香子さん」
  • 友達になりたいと思う同年代の有名人 1位「中井 貴一さん」

今年の還暦人と同年代の1961年生まれの有名人について聞きました。

全回答者(2,000名)に、還暦に見えないくらい容姿が若いと思う同年代の有名人を聞いたところ、現在も女優として活躍されている「賀来 千香子さん」が1位でした。以降、2位「石野 真子さん」、3位「浅野 温子さん」が続きました。
男性回答では1位「哀川 翔さん」、2位「中井 貴一さん」、3位「田原 俊彦さん」、女性回答では1位「賀来 千香子さん」、2位「石野 真子さん」、3位「浅野 温子さん」でした。

また、友達になりたいと思う同年代の有名人を聞いたところ、1位「中井 貴一さん」となりました。中井 貴一さんは2011年に放送が始まったNHKの人気番組『サラメシ』では欠かせない存在。還暦人のなかには、番組を通じて中井 貴一さんの豊かなユーモアセンスに触れ、親近感や好感を持った人が多いのではないでしょうか。次いで、2位「石野 真子さん」、3位「賀来 千香子さん」となりました。
男性回答では1位「中井 貴一さん」、2位「遠藤 憲一さん」、3位「柳葉 敏郎さん」、女性回答では1位「賀来 千香子さん」、2位「石野 真子さん」、3位「中井 貴一さん」でした。

【第2章:還暦人の仕事・マネー・生活】

  • まだまだ現役でいたい! 働く還暦人の3割半が「70歳以降も働き続けたい」と回答

今年の4月から改正高年齢者雇用安定法が施行されたことを受け、対象となる事業者には、65歳までの雇用確保義務に加え、70歳までの就業確保努力義務が課されることとなりました。では、働く還暦人は、何歳くらいまで働きたいと考えているのでしょうか。

59歳時点で就労をしている・していた人(1,459名)に、還暦(60歳)以降、何歳まで働きたいかを聞いたところ、65歳以降も働きたいと思う人(65歳以降の年齢を回答した人)の割合は78.3%、70歳以降も働きたいと思う人(70歳以降の年齢を回答した人)の割合は36.5%となりました。法改正では就業確保努力義務が課される年齢として70歳を区切りとしているものの、70歳以降も引き続き仕事に励んでいきたいと考えている人は少なくないようです。

70歳以降も働きたい人(532名)について、70歳以降も働きたい理由をみると、男性では「70歳くらいまでは健康な身体を維持できていると思うから」や「70歳以降の生活費を十分残したいから」、「社会とつながって役に立ちたいと思うから」、「死ぬまで現役でいたいと思っているから」といった回答がありました。
他方、女性では「まだまだ社会と関わっていたいから」や「楽しく充実しているから」、「社会に出て人と接しているほうが元気でいられると思うから」、「100歳でも元気な人を見ているから」、「永遠に引退したくないから」といった回答がみられました。社会とのつながりや生きがいが、働き続けたい理由になっている還暦人も多いようです。

  • 還暦人の貯蓄額は平均3,026万円、還暦人の4人に1人が100万円未満

次に、貯蓄について質問しました。

全回答者(2,000名)に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、「100万円未満」(25.0%)に最も多くの回答が集まりました。そのほか、「100~300万円未満」(10.7%)、「500~1,000万円未満」(12.2%)、「1,000~1,500万円未満」(10.6%)、「2,000~2,500万円未満」(7.8%)、「3,000~5,000万円未満」(7.5%)、「5,000万円~1億円未満」(8.4%)、「1億円以上」(9.0%)などに回答が集まり、平均は3,026万円でした。
昨年の調査結果と比較すると、貯蓄額の平均は2020年3,078万円→2021年3,026万円と、52万円の減少、「100万円未満」と回答した割合は2020年20.8%→25.0%と、4.2ポイントの上昇となりました。

世帯構成別にみると、「100万円未満」と回答した人の割合は、おひとりさま世帯では32.9%と、他の層と比べて特に高くなりました。

※世帯構成の分類は以下のとおり。
「おひとりさま世帯」:子どもがいないか子どもと別居しており、配偶者がいない層
「夫婦2人世帯」:子どもがいないか子どもと別居しており、配偶者がいる層
「子育て期世帯」:未成年、または就業していない20代の子どもがいる層
「子どもと同居世帯」:就業している20代、または30歳以上の子どもと同居をしている層

  • 還暦人にはスマホが不可欠? 「日常生活ではテレビよりスマホが欠かせない」還暦人の2人に1人
  • 非接触決済の利用が主流に? 「現金決済よりキャッシュレス決済が多い」還暦人の約7割

還暦人の、スマホ利用やキャッシュレス決済の利用状況について質問しました。

全回答者(2,000名)に、日常生活ではテレビよりスマホが欠かせないかを聞いたところ、「あてはまる」は50.1%となりました。コロナ禍で家にいる時間が増えた中で、動画の視聴もできるスマホの需要が高まっているようです。
昨年の調査結果と比較すると、「あてはまる」と回答した人の割合は、2020年48.4%→2021年50.1%とわずかに上昇しました。

また、キャッシュレス決済に関して、買い物では現金決済よりキャッシュレス決済をすることが多いかを聞いたところ、「あてはまる」は68.0%となりました。キャッシュレス決済の利便性を実感している人や、コロナ禍を機に非接触式の決済手段を使うようになった人が増えたのではないでしょうか。
エリア別にみると、キャッシュレス決済をすることが多い人の割合は、関東(70.4%)と中部(70.9%)が他のエリアと比べて高く、7割を超えました。男女・エリア別にみると、男性では関東(73.0%)、女性では中国・四国(73.8%)が最も高くなりました。

第3章:還暦人の人生振り返り

  • 人生をやり直せるなら何歳に戻りたい? 戻りたい年齢は「15~19歳」に集中、平均は20.3歳

全回答者(2,000名)に、人生をやり直せるなら何歳に戻りたいと思うか、また、なぜその年齢に戻りたいと思うかを聞きました。

戻りたい時期がある人(1,547名)に、戻りたい年齢を聞いたところ、「15~19歳」(31.1%)に最も多くの回答が集まったほか、「10~14歳」(12.7%)や「20~24歳」(21.7%)にも回答が集まり、平均は20.3歳でした。
男女別にみると、男女とも「15~19歳」(男性31.2%、女性31.0%)に最も多くの回答が集まり、平均は男性19.9歳、女性20.7歳でした。

「15~19歳」と回答した理由をみると、男性では、「高校受験をやり直したいから」や「大学受験をやり直したいから」、「就職先を考え直したいから」など、進路に関する回答が多く挙げられました。また、「青春をやり直したいから」や「高校時代に未練があるから」、「一番活き活きしていたから」、「大学生活からやり直してみたいから」など、10代後半を満喫していたことや、後悔を残していることがうかがえる回答もみられました。そのほか、「好きだった同級生に告白したいから」といった甘酸っぱい思い出を振り返った回答も挙げられました。
他方、女性では、「将来について考え直したいから」や「(女子校だったので)共学の高校に行ってみたいから」、「大学受験を怠けずにもっと頑張ればよかったと思うから」など、男性と同様に進路に関する回答が多くみられました。また、「この頃が一番楽しかったから」や「自由で一番楽しかった時期だから」など、充実した毎日を送っていたことがうかがえる回答のほか、「もう一度女子高生をしてみたいから」や「親孝行できなかったから」といった回答もみられました。

  • 20歳の自分に会えたら伝えたい言葉 1位「勉強しなさい」2位「頑張って」3位「貯蓄しなさい」、「親に心配をかけるな」「逃げるな、告白しろ」「スキンケアはしっかり」などの回答も

成人したばかりの20歳の自分にもし出会うことができたら、どのようなことを伝えたいと思うのでしょうか。

全回答者(2,000名)に、20歳の自分に会えたら、どのような言葉を伝えたいと思うかを聞いたところ、1位は「勉強しなさい」でした。勉学に励むことが大切だと感じている人や、しっかりと勉強をしておくべきだったと後悔を感じている人が多いのではないでしょうか。以降、2位「頑張って」、3位「貯蓄しなさい」、4位「やりたいことをしなさい」、5位「人生を楽しみなさい」が続きました。
男女別にみると、男性では「毎日を大切に過ごせ」や「時間は貴重だから無駄にするな」、「今やるべきことをきっちりやれ」など、今すべきことにしっかりと取り組むことを諭すような言葉が挙げられました。また、「人に優しくしなさい」など人に対して優しさを持って接することの大切さを伝える言葉のほか、「お前の妻は最高だぞ」や「逃げるな、告白しろ」といった言葉もみられました。
他方、女性では「自分を大切にしなさい」や「家族を大切にしなさい」、「親に心配をかけるな」など、自分自身や家族を大切にすべきと訴えかける言葉が多くみられました。そのほか、「幸せな人生が待ってるよ」や「8年後に運命の人に出会うよ」、「大切なのは中身だ」、「スキンケアはしっかりしなさい」といった言葉が挙げられました。

  • 還暦人が経験した、“バブル時代ならでは”のエピソード
    「就職面接の最初の質問が『内定出してもいいですか?』」「ボーナスが1,000万円」
    「披露宴には400人招待」「毎日のようにディスコ」「クルーザー遊び」など

バブル経済の真っ只中だった1980年代末から90年代初頭に、今年の還暦人はどのような経験をしていたのでしょうか。バブル時代の経験について質問しました。

全回答者(2,000名)に、自身が経験した“バブル時代ならでは”と思えるようなエピソードを聞いたところ、<仕事に関すること>では「就活の面接での最初の質問が『内定を出してもいいですか?』だった」や「転職先が選び放題だった」など、現在の就職環境を考えると想像できないようなエピソードが挙げられました。そのほか、「お金はあっても仕事が忙しく使う暇がなかった」や「残業時間が月200時間を超え、ボーナスよりも月給のほうが多かった」、「残業代が基本給よりも多かった」など仕事の忙しさ・残業代に関する回答、「海外出張でビジネスクラスに乗っていた」や「2年間の海外出張の手当だけで2,000万円以上もらった」、「会社の社長の誕生日に海外アーティストを呼んでパーティーをした」、「高級料亭で接待された」、「会社持ちで銀座の高級クラブに行った」、「交際費が使い放題だった」、「社員旅行がお小遣い付きの海外旅行だった」など経費の使い方や催しに関する回答が挙げられました。

<マネーに関すること>では、「預金したら数年後には倍になっていた」や「銀行に預けておいて付いた利息だけで旅行資金を準備できた」、「週単位で預金の利率が上がった」など、利率の高さに関するエピソードが多く挙げられました。お金を預けているだけで資産が増える経験をしたという人が多いようです。そのほか、「給料が5、6年で倍になった」や「月給袋が立つほどの収入だった」、「ボーナスで1,000万円もらった」など収入・ボーナスに関する回答、「結婚してすぐに買った2,500万円のマンションの時価が数年後1億円に上がった」や「株で3ヶ月の間に600万円の利益が出た」、「株の儲けで海外旅行に行った」など不動産・投資に関する回答、「新車を3年置きに購入していた」や「現金一括で高級腕時計を買った」、「お金のことを気にせず爆買いしていた」など消費に関する回答が挙げられました。

<恋愛に関すること>では、「理由はわからないがとにかくモテた」や「25歳のころは今では考えられないくらいモテた」、「モテ期には同時に10人の女性と付き合っていた」など、モテ期に関するエピソードが多く挙げられました。バブル時代に“恋愛の黄金期”を経験していた還暦人は多いようです。そのほか、「どこに行ってもごちそうしてもらえた」や「半ドンの土曜日には彼氏が派手なスポーツカーで迎えに来ていた」などデートに関する回答、「当時は携帯電話がなく、彼から自宅に電話がかかってきて話すときは親が耳をすませていたため話しづらかった」や「遠距離恋愛をしていたため、文通でのやり取りが主流だった」など連絡手段に関する回答、「記念日には高級ホテルでディナーが定番だった」や「誕生日には両手に抱えきれないほどのプレゼントをもらっていた」、「プレゼントが高額になり出費がかさんだ」など記念日・プレゼントに関する回答、「嫁入りや結婚式の費用は親がすべて出すのが当たり前だった」や「披露宴には400人呼んだ」、「公務員は給料が安いという理由で彼女の親に結婚を反対された」など結婚に関する回答が挙げられました。

<遊び・トレンドに関すること>では、「毎日のようにディスコに行っていた」や「“金曜日の夜はディスコ”というのが当たり前だった」など当時流行っていたディスコに関するエピソードが多く挙げられたほか、「金曜日は花金で飲み会をし、そのまま週末は旅行を楽しんでいた」や「金曜日の仕事終わりに成田へ行き、週末は旅行していた」など金曜日の夜から遊びが始まっていたことがうかがえる回答もみられました。また、「長期休暇には海外旅行に行くという人がかなりいた」や「クルーザー遊びが流行っていた」など優雅なレジャーを楽しんでいたという回答、「ホテルで食事することが当たり前だった」や「友達と夜ごはんを食べるためだけに香港に行っていた」など贅を尽くして食事を楽しんでいたという回答も挙げられました。そのほか、「肩パッドの入った服が多かった」や「ワンレングスのヘアスタイル・ボディコンの服が流行っていた」などファッションに関する回答も挙げられました。

  • 還暦人が絶対に“忘れたくない”思い出 1位「子どもの誕生」2位「結婚」3位「親との死別」

自身の実感について、今年の還暦人の7割強が「記憶力の衰えを感じる」と回答しました(第1章:還暦人の価値観 参照)。では、60年間に経験したことで、絶対に忘れたくないことというのはどのようなことなのでしょうか。

全回答者(2,000名)に、絶対に忘れたくない思い出を聞いたところ、1位「子どもの誕生」、2位「結婚」、3位「親との死別」、4位「家族旅行」、5位「病気・怪我」「旅行(家族旅行・配偶者との旅行除く)」となりました。
男女別にみると、男性では1位「結婚」、2位「子どもの誕生」、3位「親との死別」、4位「病気・怪我」、5位「妻との出会い」となりました。
他方、女性では「子どもの誕生」がダントツでした。子どもを授かったことに心の底から感動した人が多いのではないでしょうか。以降、2位「結婚」、3位「親との死別」、4位「家族旅行」、5位「旅行(家族旅行・配偶者との旅行除く)」が続きました。

テーマごとの具体的な回答をみると、<子ども時代・学生時代に関すること>では「小学校のリレーでいつも一番だった」や「高校3年生に進級時、トップクラスの成績から転落した」、「全国大会を目前にまさかの敗北を喫した」、「中学受験で合格し、母と飛び上がって喜んだ」、<生活に関すること>では「ヨーロッパへ放浪の旅をした」や「何も持たずに海外に飛び出した」、「闘病で入退院を繰り返し、頑張った末に職場復帰できた」といった思い出が挙げられました。
また、<恋愛・結婚に関すること>では「幼稚園のときの初恋」や「20歳前後のモテ期」、「結婚を約束した相手から突然別れを告げられた」、「後に妻になる人と最初の社員旅行で出会った」、「結婚式前日に家族がお祝いの会を開いてくれた」、「今の夫と結婚できた」といった回答がありました。
<家族に関すること>では「夢の実現のために母が全力でサポートしてくれた」や「子どもが生まれた日のこと」、「子どもに初めて“ママ”と呼ばれた日」、「家族で行ったハワイ旅行」、「初孫ができた」など心温まる思い出のほか、「妻が若くして亡くなった」や「闘病中だった母が結婚式の翌々日に亡くなった」、「母が亡くなったとき、そばにいてあげられなかった」といったつらい経験がありました。
そのほか、<仕事に関すること>では「勉強を頑張り公務員試験に合格し、県庁に就職できた」や「自分が開発した製品が世に出た」、「公私ともに関係を築ける先輩と出会った」、「長い間勤めた会社の退社」といった経験が挙げられました。

  • 自身の今までの60年を漢字1文字で表すと? 男性回答1位「忍」、女性回答1位「楽」

自身が今まで過ごしてきた60年を漢字で表すとしたら、どの漢字をイメージする人が多いのでしょうか。

全回答者(2,000名)に、自身の“今までの60年”を表す漢字(1字)を聞いたところ、1位「楽」、2位「忍」、3位「苦」、4位「幸」、5位「生」となりました。
男女別にみると、男性では1位「忍」、2位「楽」、3位「苦」となりました。その漢字を選んだ理由をみると、「忍」では「辛抱や忍耐の連続だったから」や「耐え忍んだ60年だったから」、「楽」では「楽しい出来事がたくさんあったから」や「楽しいことばかり優先してきたから」、「苦」では「社会人になってから苦労の連続だったから」や「病気や事故などで大変苦労したから」といった回答がありました。
他方、女性では1位「楽」、2位「苦」「忍」となりました。その漢字を選んだ理由をみると、「楽」では「何事も楽しくとらえて生きてきたから」や「楽に生きて、楽しく過ごすことができたから」、「苦」では「ずっと辛く苦しい人生だったから」や「60年間、苦労しかなかった気がするから」、「忍」では「我慢することが多い人生だったから」や「忍耐と根気の人生だったから」といった回答がありました。

  • 還暦人が選ぶ、“好きなNHK連続テレビ小説” 1位「あまちゃん」2位「ゲゲゲの女房」

今年の還暦人が生まれた1961年に、“朝ドラ”の愛称で親しまれてきたNHK連続テレビ小説の放送が開始されました。

全回答者(2,000名)に、自身が好きなNHK連続テレビ小説(朝ドラ)を聞いたところ、1位「あまちゃん」、2位「ゲゲゲの女房」、3位「あさが来た」、4位「エール」で、いずれも2010年代以降に放送されたドラマがTOP4を占めました。1位の「あまちゃん」は、北三陸で海女として生活していた主人公・天野 アキが地元アイドルとして活躍していく姿を描いたドラマで、オープニングテーマ曲が夏の甲子園で演奏されたことや、“じぇじぇじぇ”という言葉が2013年の新語・流行語大賞の年間大賞を受賞したことでも話題となりました。次いで、2000年代に放送されたドラマで、沖縄県が舞台となった「ちゅらさん」が5位に挙がりました。
放送年代別の1位は、1980年代に放送されたドラマでは「おしん」、1990年代に放送されたドラマでは「ふたりっ子」、2000年代に放送されたドラマでは「ちゅらさん」、2010年代以降に放送されたドラマでは「あまちゃん」となりました。

第4章:還暦人の展望と不安

  • 人生100年時代 還暦人の1割強が「100歳を超えても生きたい」と回答

今年の還暦人は、これからの人生に対してどのような展望や不安を抱いているのでしょうか。

まず、全回答者(2,000名)に、何歳まで生きたいと思うかを聞いたところ、「80~84歳」(27.9%)に最も多くの回答が集まったほか、「75~79歳」(13.0%)や「85~89歳」(16.5%)、「90~94歳」(12.5%)にも回答が集まり、平均は83.4歳でした。また、「100歳以上」は11.7%と、3桁の大台に乗りたいと考えている還暦人も少なくないことがわかりました。健康で長生きし、人生100年時代を謳歌したいという還暦人の気持ちが垣間見える結果となりました。
男女別にみると、男女とも「80~84歳」(男性27.9%、女性27.8%)に最も多くの回答が集まり、平均は男性84.3歳、女性82.6歳でした。
男女・エリア別にみると、「100歳以上」の割合は、男女とも関東(男性15.2%、女性12.5%)が最も高く、次いで、近畿(男性14.2%、女性11.8%)が高くなりました。

  • セカンドライフはパートナーと共に!パートナーがいない還暦人の2人に1人が結婚・再婚に意欲的
  • どんな相手に魅力を感じる? 「優しさ・思いやりがある」がダントツ
    男性回答2位は「清潔感がある」、女性回答2位は「収入が安定している」

次に、パートナーについて質問しました。

現在、配偶者がいない人(579名)に、今後の結婚・再婚の予定を聞いたところ、「するつもりがある」は47.8%、「するつもりはない」は52.2%となりました。
男女別にみると、結婚・再婚をするつもりがある人の割合は、男性(60.0%)では半数を超えたのに対し、女性(37.6%)では半数を下回りました。

今後、結婚・再婚をするつもりがある人(277名)に、結婚・再婚をするとしたら、どのような相手を魅力に感じると思うかを聞いたところ、男女とも1位は「優しさ・思いやりがある」でした。
2位以降をみると、男性では2位「清潔感がある」、3位「容姿が好み」、4位「金銭感覚が合う」、5位「趣味が合う」と、見た目の印象や価値観の一致を重要視しているようです。他方、女性では2位「収入が安定している」、3位「口うるさくない・自由にさせてくれる」、4位「頼りがいがある」、5位「家族を大切にする」となりました。

  • 還暦人が考える“なりたい自分像” 1位「のんびりと自由に過ごす“悠々自適シニア”」
    男性回答2位は「趣味を楽しむ“趣味人シニア”」、女性回答2位は「若く見える“若見えシニア”」

今後、どのようなシニアを目指したいという還暦人が多いのでしょうか。

全回答者(2,000名)に、今後、どのような“シニア”になりたいか、なりたい自分像を聞いたところ、1位「悠々自適シニア(のんびりと自由に過ごす)」、2位「趣味人シニア(趣味を楽しむ)」、3位「マイペースシニア(何事もマイペース)」となりました。セカンドライフをゆったりと自分らしく過ごしたり、趣味に没頭したりしたいという人が多いようです。以降、4位「若見えシニア(年齢よりも若く見える)」、5位「ポジティブシニア(何事にも前向き)」が続きました。
男女別にみると、男女とも1位は「悠々自適シニア」でした。2位以降をみると、男性では2位「趣味人シニア」、3位「マイペースシニア」、4位「若見えシニア」、5位「ポジティブシニア」、女性では2位「若見えシニア」、3位「マイペースシニア」、4位「趣味人シニア」、5位「ポジティブシニア」となりました。そのほか上位に挙がった回答をみると、男性では「エネルギッシュシニア(活発・活動的)」が8位、「博学シニア(知識が豊富)」が10位、女性では「おしゃれシニア(服装や持ち物がおしゃれ)」が8位、「気配りシニア(気配りが上手)」が9位となりました。

  • 還暦人がこれからの人生で抱く不安 1位「収入の減少」2位「身体能力の低下」

これからの人生に対して感じる不安について質問しました。

全回答者(2,000名)に、還暦以降(60歳以降)の人生で不安に思うことを聞いたところ、1位「収入の減少(60歳以降の雇用形態の変更など)」(53.2%)、2位「身体能力の低下(体の病気や寝たきりなど)」(50.5%)、3位「年金制度の崩壊」(46.1%)、4位「判断能力の低下(認知症等脳の病気や車の運転など)」(43.3%)、5位「自分の介護」(37.1%)となりました。
昨年の調査結果と比較すると、「収入の減少」は2020年41.4%→2021年53.2%と11.8ポイントの大幅上昇となっており、その順位は2020年4位→2021年1位となりました。また、「年金制度の崩壊」は2020年37.2%→2021年46.1%と8.9ポイントの上昇となりました。今年の還暦人には、コロナ禍による経済悪化を受けてなのか、お金にまつわる不安を抱いている人が多いようです。

  • 人生100年時代への備え
    現在行っていることの1位は「貯蓄・資産運用」、今後行いたいことの1位は「体力づくり」

続いて、人生100年時代への備えについて質問しました。

全回答者(2,000名)に、人生100年時代への備えとして現在行っていることを聞いたところ、「貯蓄・資産運用」(35.7%)が最も高く、次いで、「体力づくり」(27.5%)、「健康診断の受診」(25.1%)、「家計の見直し」(15.3%)、「保険の加入・見直し」(14.0%)となりました。
男女別にみると、女性では「健康診断の受診」は30.0%と、男性(20.2%)と比べて9.8ポイント高くなりました。還暦女性の健康管理に対する意識の高さがうかがえます。

また、今後行いたいことを聞いたところ、「体力づくり」(38.9%)が最も高くなりました。人生100年時代を生き抜くにあたり、“体が資本”と考えて体力の向上を図ろうと思っている人が多いようです。以降、「貯蓄・資産運用」(32.2%)、「認知症予防」(27.4%)、「健康診断の受診」(18.1%)、「新たな趣味作り」(15.4%)が続きました。
男女別にみると、女性では「体力づくり」は44.1.%、「認知症予防」は33.3%と、男性(それぞれ33.6%、21.4%)と比べて10ポイント以上高くなりました。女性には、これからの人生を長く楽しく過ごすために、健康増進を目指す取り組みを実践したいと考えている人が多いのではないでしょうか。

  • 還暦人がこれからやりたいこと TOP3「旅行をする」「健康に過ごす」「のんびり過ごす」

今年の還暦人は、これからの人生に向けてどのようなことを夢や目標として考えているのでしょうか。

最後に、全回答者(2,000名)に、これからやりたいこと(叶えたい夢・目標)を聞いたところ、1位「旅行をする(日本一周・世界一周除く)」、2位「健康に過ごす・健康になる」、3位「悠々自適・のんびり過ごす」、4位「働く・現役でいる」、5位「趣味を楽しむ」となりました。
男女別にみると、男女とも1位「旅行をする」、2位「健康に過ごす・健康になる」でした。3位以降に挙がった回答をみると、男性では3位「悠々自適・のんびり過ごす」、4位「趣味を楽しむ」、5位「日本一周・世界一周をする」、女性では3位「働く・現役でいる」、4位「穏やかに過ごす」、5位「悠々自適・のんびり過ごす」となりました。ゆったりとした時間を過ごしたり、趣味や仕事に没頭したりして、セカンドライフを満喫したいという還暦人が多いようです。

注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入しているため、合計しても100%とならない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。

調査タイトル 2021年の還暦人(かんれきびと)に関する調査
調査対象 ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
1961年生まれの男女
調査期間 2021年4月26日~4月28日
調査方法 インターネット調査
調査地域 全国
有効回答数 2,000サンプル ※有効回答から抽出
(有効回答から性別区分が均等になるように抽出)
(内訳) 男性 女性
1,000 1,000
調査協力会社 ネットエイジア株式会社

会社概要


会社名 プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社
代表者名 代表取締役社長 兼 CEO 阪本 浩明
創業 2010年4月1日
本社所在地 東京都千代田区永田町2-13-10
業務内容 生命保険業
(営業種目:個人保険、個人年金保険、団体保険、団体年金保険)

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